それは先週のプレーに端を発していた。
マドSさんの強烈なスパイクがブロックにいったクールTさんの顔面を直撃。
クールTさんの顔がゆがむ。
「私のきれいな顔になんてことしてくれるのよ」口には出さないが、
心のつぶやきを私はとなりで感じた。そして彼女はその瞬間リベンジを誓った。
この日クールTさんは気合が入っていた。
私が体育館にきたとき、彼女はすでにウォーミングアップをすませ、スタンバイOK。
この1週間リベンジに向け、イメージトレーニングを積んできたのか、その目の輝きは獲物を
狙う黒ヒョウのように鋭い。
試合がはじまると、スノーYさんとの息のあった魔のプレーを見せてくれはしたが、それも
ご愛嬌。
ついにリベンジのときはきた。
マドSさんのスパイクを見事にブロック。
1週間の苦労が報われた瞬間でした。
それでも彼女はいう「私のリベンジはまだはじまったばかり。マドSさんの顔面に
スパイクを叩きこまないとね。」
クールTさんの本当のリベンジの日はいつくるのか?
私たちも暖かく見守っていこうではありませんか。
(事実に基づいていますが、多少の脚色があることをご容赦ください)